7月6日は父の命日で、もう37回忌になったのだと考えるのだけれども、毎日その生前の声を聴き、文章にしていると、つい側にいるような気もします。今の様子を知っていてなのか、歴史はいつもそんなには変わらないのか、今に通じるような話の内容に、じゃあ、自分がどうしたらいいのか。と。
親に比して、何もできていないばかりで、じゃあ、何もしなくて良いのかとはならず、異端の系譜は、まだ続くのだと、異端でいいじゃないかと開き直りたいものです。
53歳で亡くなってしまい、その遺した文章や考え方は貫かれていて、短かった人生ゆえに、変節することもほとんど無かったのは、羨ましいような、あまりにもシンプルなような気がします。
そのテープを録音していた山の中には、今頃の季節は、桔梗も咲き、山百合が匂い、萩も咲きはじめ、そして枇杷が最後の実りで盛夏へとなる頃なのです。
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