2021年5月5日水曜日

端午の節句に


 柱のき~ずは一昨年の・・そんな歌を歌いながら、直角定規を頭に当てて背を測ってたのは庫裏の4畳半に在った柱。もはや、その建物も朽ちています。兄さんは~。

 この頃、チマキが商品案内には出ていなくて、柏餅。昨夜は息子とやり取りで、屈原を知らなかったという事で、チマキは食べさせていたけれど、そういう話をしていなかったなと反省をします。
 楚辞から、郭沫若から、そんな話まで出て、自分で思い出すのは、ようやく電気も通り、テレビを観ることができるようになった庫裏で、NHKの芸術劇場という番組だったと考えますが、前進座の河原崎長十郎の「屈原」を観ていたこと。
 今も芸術劇場はあるのでしょうか。テレビも配信のものも、家族(みんなで)で観ながら共通の話題の下地になる経験はなくなってしまったように思います。ゴールデンタイム共有のチャンネルだった時代でした。自分が子育て期にそれができなかったのは、少し悔やまれます。
 屈原の諫言を聞き入れない、為政者。はかなく身を投げるしかなかったさま。そのような悲哀が画面から感じられたのでした。今、今の時代はと思ったりします。
 愚君と、賢君の差は、いかに聞く耳を持つかではないかと、柏餅食べつつ。そうそう、崖下の川に今年来る鴨は、最初は二羽だったのに、いつの間にか単独になっているのです。