2016年3月27日日曜日

光に彩られ


 たくさんのランタンは台湾の旧正月に行った時のもの、金属のシャンデリアはトルコに行って送ってきたもの。なんて珍しい趣味なのだと思っていたのでした。
こんなものが、たくさん集まって、そしてバイトしていた頃の仲間からもアジアンランプ。
 生まれて来て、一番最初に口にした言葉は夜空を見上げて「ほし きれい」。
万が一のエンディング・ノートには戒名も要らない、密葬で良い。散骨してほしいとあって、すべては叶えられないかもしれない。そんな願いは知らず、菩提寺の住職がつけた戒名には清淳光彩信女。引っ越してきた家で数回会っても言葉は交わしたことはないけれど、自立心が強く精一杯生きたと49日法要でも住職は話されたました。
もしかしたら、敦加もこの名前を喜んでいるのかもしれません。
 しばらく、弔問もあると言うことなので、まだ飾っておきます。
これからも、私たちと一緒に私たちの生きている間は、居るのでしょう。親を亡くすのとは違って、生まれ出た子を先に亡くすのは、生身ではないこれからをともに過ごすと思う復活祭。

 実際の話、さまざまな手続きを済ませながら、現実社会が生きるということがどれほど金銭で量られることなのか気持ちが空しくなりそうです。でも、この光を追い求めた娘が与えてくれたものは、消えることはなく、私や家族のこれからを照らしてくれると願っています。