2018年2月23日金曜日

今年は、咲くのか



 先日は、来客もあるということで玄関に立ち雛の額を出しました。そこに長く活けてあるのは、庭の河津桜を無造作に剪定した枝。約10日ばかり挿してあったらつぼみが膨らんできました。この2年まったくと言っていいほど花を見る事ができませんでした。
 うちには春が来ない。そんな年もあって花は咲かなかったのでしょう。それとも、庭の主は食いしん坊で、そうヒヨドリたちが花びらを食べているようにも思えるのです。
一回覚えてしまうと、年が変わってもまたやってくるようです。
 樹勢も悪くなってきているようだったので、枝をばっさりと冬の間に剪定して薬剤を塗布してありました。庭の川に向かったところに植えてあったものですから、脚立に上がったら心配で、下で押さえていたのです。落とした枝を家に持ち込んで無手勝流の花入れです。
 そう無手勝流。来客に話したのは、父の話。でも自分でも普段考えていなかった問いかけに戸惑いながら答えました。子供という立場は、親をどこまで客観的に語れるのでしょう。難しいことです。今年は花が咲くでしょうか。片付けたら茨城の皆に便りを書かないと。今年の冬も寒かったと。