2018年9月23日日曜日

飛び立って


 このところ、庭のサツキの葉がルリチュウレンジの幼虫の食害にあっているので、父の講義テープを聴きとる合間の時間があるとピンセットでつまんで捕殺しています。不動産屋が売りに出す前?元の持ち主の手入れの頃には、消毒!していたのでしょう。移住して最初の春には気にならなかったところに、今発生する虫は、あまり消毒もしない我が庭でいかに共存できるかが考えられるといいのですが、残されていた庭木は庭木として手入れされていたのですから、それなりに、人為的なものなので、残しておこうと思えば、何かしらの作業を用します。毒のある毛虫とかだったら、まったく困ります。
 そういう枝に、蛹がついていて秋の朝、アゲハが羽化していました。あまり蝶々に詳しくないので、種類の名前は解りませんが、別な幼虫は捕殺しながら、羽化していくアゲハに見とれている自分がおかしくもあります。
 まだまだ、見送った人たちへの思いに捉われている自分が、自分の仕舞い方も考える、そんな年齢になるのです。羽化の神秘を、先人たちも眺めていたのでしょう。秋分の日、彼岸を思う日です。