2019年1月20日日曜日

風邪気味で



 北茨城五浦で開かれている小林恒岳遺作展に行くことができて、硲さんともお会いできて、家に戻りました。風邪っぽくなければ、もう少しお話ししていたかった懐かしい日々を。
 そう、初期のマハラバ村の人たちとの交流を、父大仏あきらとの交流を大事にしてくれた恒吉(恒岳)さん硲さんご夫妻。よっちゃんの本の装丁は画伯、跋文は硲さんがしののめ叢書から出されている「海の鳴る日」。本棚から出してみます。
 遺作展の会場で理解できた恒岳さんの生々流転その考えと創作。そこに少しなりともマハラバの交流は描かれていたのかもと、会場を出た後で思います。本当に混沌として皆で議論し、皆で飲み明かし、皆が生き方を求めていた、その端っこから見ていることができた文庫番に今も、硲さんは励ましのことばをくださいます。
 会場に展示されている懐かしい茨城県南の水、土、光。そして中央道を戻る車で見る残照は、山梨の険しく白くなった山々を浮かび上がらせていたのです。
 家に戻ると、また力を得ることのできる葉書が届いていました。

2019年1月3日木曜日

金星、月、水星



 天空に描かれる美しい配列を見たのは、正月三日早朝。6時過ぎ。
月を読むことは古来限られたものであったことを父の講義は伝えています。そして足萎えのものが、居るという必然も。そういう地上のあれこれを置いておき、人間の営みに較べれば悠久のあゆみを天空に見たいものです。今年 なんと表す地球の年回りなのか 己亥。
 ものみな凍てつくこの地で六年を数え、石の上の水は厚く氷り、地中と大気との水のやりとりを歌い初めていければと思います。
 文庫番は、個人ページのみっともない重なりをなんとかほどこうと、年末年始に取り組んでいるのですけれど、1ページづつが迷路のようになっています。簡単なソフトで始めたはずなのに、どんどんWindowsが変わって、ソフトの会社も変わっているのです。最初には無かったスマホ対応もちょっと気持ちの中にあって、追いつけない。
 肝心なのはそうそう、文章化?電子化。公開の方法です。協力者の承諾を待っている三が日。