2011年12月15日木曜日

希望の響き

他のものと分け合う心
 ともに暮らそう

希望の響き

よくぞ、二〇一一年を耐えてきて、力を寄せ合って新しい年への杵の音。

実りを皆で尊んで、お供えを作るのです。

つき手も多く掛け声方も参加して、一臼がつきあがります。

手早く丸めた鏡餅。町内や親戚にも配ります。

それぞれの福を願って丸くして。

田んぼの一年も入っています。町のくらしも映します。

産直は、産地と消費地のやりとりの関係だけではありません。

目の前には居ない、他のものと分け合う心を繋いでいます。

世にある争いも、いさかいも、食べ物を皆で分け合えば、

なくすことができるはず。新しい世の中を願います。

逢うことのない未来の世代へも伝えていく、

その希望を籠めてのお供えです。


パルシステム連合 きなり 2011年12月5回 マハラバ文庫 増田レア

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