2009年10月17日土曜日

八十路の抵抗

春からディサービスに行っている母が、びっくりして話してくれたことです。
いろいろと、季節ごとの行事で通所者も楽しんでいるんだけれど、名月に大きな花瓶に薄の穂を飾って、その後ろにね・・・。満月の代わりに日の丸の旗を壁に張っていたんだよ。あら黄色くないのねって言ったけどね。そしたら今週は運動会で、フレーフレーって声援するばかりじゃだめで、国歌斉唱までみんなでするんだけど、その辺りではもう疲れて口が開かなかった。職員さんたちは、さっきまで元気だったのにって不思議な顔していたけれど、もっと不思議なのは、周りのそれまでぼーっとしていた人たちが大きな声で歌った事。私は歌わなかったよ。だそうです。年とるのも楽じゃないようです。

2 件のコメント:

余情 半 さんのコメント...

 似た語感で申しますと、かつて大陸の日の丸の軍隊も「八路軍の抵抗」には結局勝てませんでした。不当な強制や抑圧はいやなものです(まして侵略はもっての外ですが)。人は自ずと工夫をするものですね、自分の良心のために。なにか芯があって、でもことにあたってはつかみどころのないやり方での“抵抗”。ホントは穏やかに生きたいのだけれども。誰が言うとおりになるもんか、なんて。

増田・大仏・レア さんのコメント...

余情 半さん
 コメントありがとうございます。八路軍は、規律のある抵抗ができたとは聞いています。一人でも一人からはじめる事が、大事なのでしょうけれど、密室にしない工夫をしていきたいですね。それは外にいる側が開いていないとだめなのでしょう。すでに、若い世代は密室に閉じ込められている中ですから。