2008年11月21日金曜日

六義


 詩の形をあらわす言葉だったそうです。

風・雅・頌は性質や内容を見て表す分類で、

賦・比・興は表現から分類したものこの総称を六義(りくぎ)と

いうのだそうです。

 紀貫之と言えば土佐日記の男もすなる日記の作者ですが

古今和歌集の序文で和歌を六体に分類する六種(むくさ)にも使っているようです。

そえ歌、かぞえ歌、なずらえ歌、たとえ歌、ただごと歌、いわい歌になりますが、

すなわち和歌のことです。


 さて、いつも読んでいる日本経済新聞の11月21日朝刊の文化欄には琉歌について

書かれています。

 六義園に行って少し賢くなったつもりでいましたが、琉歌もそしてユーカラも

その、ことばの響きは、こころに、葉が舞い落ちる音のように聞こえます。


 ことばをひとが見出したのは、争わないためだったと思いたいです。


 争いは何で引き起こされるのでしょう。食べる物についてでしょうか。

今の、世界経済の中で、僅かでも分かち合いの方法を話し合いたいものです。

 写真は、岩手藪川の冬の藪川便の中から、瓶詰めのものたち。

これらの、食べ物もそれぞれのことばを持っているような気がしてきました。

 

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