2013年9月15日日曜日
台風途上
今日は朝市には出ない事になって、父の講義録テープを聴いたりして一日過ぎているのですが、あまり机の前にばかりいるのもいけないので、庭畑の様子も見に立ちます。
まだ、台風18号は南の海上に居るばかり余波の雨は降ったりやんだりで、ぽっかりと暑さがもどったりする落ち着かないお天気です。陽に照らされた地面に何やら不穏なものが落ちていて、この頃また夜いたずらしている近所の猫の落とし物ではと見ると、やわらかそうです。綿を植えた下です。花の蕾と実とが、あまり区別がつかないので、いつ割れるんだろうねと言っていた茶綿は、雨と陽射しで実を落とす時季の到来を知ったようです。できちゃいました。
早いものですね。そして、植えた分から全部の実が収穫されたらと嫌な予感もしますが、綿と胡麻は、優等生の様です。あまり手をかけていないのに、見栄えはともかく結果を出しています。
文庫番は全然結果が出せません。朝市はいいのです、コミュニケーションの第一歩ですから。もっと今の居住でもできるようにしたいところです。
畑も、いろいろな生き物との共生共栄で、それはむしろ身体を動かす動機です。家の掃除は連れ合いの方が向いている事は暗黙の了解になっています。
机に向かっているのは、一応仕事の姿勢ですが、ここに来て、自分の預かっていたテープ11巻に加えて同量くらいの父の講義テープがあることがわかりました。ヘッドホンで聞いていると重なる内容、いままでインターネットで上げてある文章とも、同様な内容もありますが、活き活きとした語り。父の講義は学校での教室形式ではありません。マハラバ村塾と言っていた、茅葺の庫裡の擦れた古畳に座したり寝転がったりする幾人かの脳性麻痺者と語り合い辞書を引き、板書をするチョークの後まで、庭で、隣の部屋で遊び泣いている子供の声までも記録されているテープです。
これをどう活かせるのか。いったいいつになるのか、そもそもの出版も定款に書いた目的がこれなのですから、新解放理論研究会。そんなことを考えているうちに聞きかえしたテープがプッツンと切れてしまいました。まだデジタル化してない文庫番。吝嗇ほど情けないことはないです。
もう老眼になって、指先はキーボード叩きに疲れているのにこのカセットテープは治せるのでしょうか。綿を繰るなんて、。。。したいです。
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