2013年3月2日土曜日

誠園

 誠実に土に親しみ、そして・・。義父の法事を済ませました。子供たちもおそらく初めての心経を唱えて。義父は誠園良徹となって新しい庭畑に一緒に行くのです。
そこには、マハラバの芝も周りに植えられて、踏まれても踏まれても、青く芽生えてくるのです。そして根を延ばし、水を吸い上げ。また大気と大地とのめぐりの中に、蒸散させていきます。12月、1月、2月と霜柱が立っていて、確かに霜柱評論家も任じていた文庫番は、サックサクの水の糸状態に踊るように踏み込んで、いつの間にか日向ではぬかるむ重さにも、これからの年月を覚悟しながら、この庭に一時置きしたにしても、適地適作を探りながらの面白さへの試みをするのです。それは凍ってしまったレモンの木も、水仙の球根も、耐えられるのかどうかを義父と母が残したものの魂ともして。流れのそばに集える場所を創っていくのです。なんと願いに当てはまる名前を戴けたのでしょう。
 12月、1月、2月。この二年は、自分も肥やしとなる覚悟をしてでしたが、それ以上に、先に逝くものたちは、文庫番の肥やしであったのでした。これらをもっと熟成させることが大切なのでしょう。いよいよ、準備に取り掛かると、連れ合いは言います。
  誠実であるということ

0 件のコメント: