2014年1月1日水曜日

2014年が明け


 2014年になって、家の中に火を熾してから、玄関を開け里山畑に向かいました。しばらく使っていなかった自転車は油が固まっているのかいくらギアチェンジしても重いのですが、元旦から上り坂。二年続けて、気が重い年が続いたのでしたけれど、こちらに来たら良いのかどうか上り坂なのだと納得。あまりにも景気よくペダルを漕いで、自分の怠けていた脚力に、叱咤激励。途中下車。それでも歩みは前向きです。
 西も東もわからない土地です。里山畑に着くころに、どこからのアナウンスでしょう。武田節が流れてきて、花火が上がりました。おおお!これからはたぶん毎年がこうなのでしょう。
 武田節は、子供たちの中学校の体育祭で当時の体育担当教師が山梨出身だったので全校演舞だったのでなじみ深く、しっくりきます。あのときに山梨では一升瓶でワインを売っている事を知ったのでした。
 今いるところ、前を。里山畑の生き物も私と同じように考えているのでしょう。農業は生き物との食べ比べだから。そう言った栄子さんのことばを実感。それはさておき、日の出の方角??西も東も山。畑に来ても日の出は見えないようです。それでものびのびと背を伸ばして、傾斜の先にある町を見ます。甲府でしょう。今年はどのようにこの畑を充実させていくか。マルチに残る足跡に問います。カラス大先生もお正月からお説教くださいます。我が家は農業するわけじゃないから。。
 文庫のお仕事は融通無碍の世界だからと、伸びやかになった身体と自転車で、坂を下ってシルクの里の家々のお正月迎えを珍しく、来年への学びとします。
 玄関に苔盆栽だけではこの日はさびしいかと。お出迎え。レアという名前は雌ライオン。大きな叫びだけじゃなく吠えてはいけないと、慎ましやかに籠に入っています。

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