2013年5月11日土曜日

熟年ままごと


 しています。なんてね。
こちらは布仕事。義父の遺した和装アンサンブルと、義母の帯。私が死んだらぶった切って好きにしてと言っていた義母が、全部が片付かない段ボール箱の中で、捨てていいよ、処分して。というのを喜んで、たいした裁縫の腕もない嫁が厚かましく、その年月を刻んでしまいます。
 新しくなるのよ。洗うという事、反物仕事は日向ワーク。再生させるから、とあてにならないざれごと言って縫い目をほどきます。
 こういう時間を取り戻せるのだから、これからの30年文庫番なりに、積み重ねていかなくっちゃ。母の資料もまだ開けられません。VHSをなんとかデータ化すれば、そして紙媒体から電子媒体にしてみようかと思っていますが、生きてきた記録を読み取ると圧縮することは冒涜ではないかと思ってしまうのです。そして、やっとデスクトップのパソコンも接続はしましたが、マウスはなくキーボードでは不自由があって、未完。ここはまだ事務所機能までしかありません。文庫として多くの方に来ていただけるものとなるのは、まだ一回りスペースを勘案しなければならないでしょう。
 まあ、そうは言っても区切りは6月半ばにしたいものです。その前に税務申告も墨田にしなければなりません。嘆息。
 文庫自宅は、まだ段ボールだらけです。途中で南三陸へ行ったからとかではなく、ここの地元でのお付き合いで大工さんに頼んでありますが、この時代、棟梁の元に多くの技能者や取引さんがいるのですね。まだ、一次改装の一段階の台所しか進んでいません。建具の引手や、配管、内装材、電気設備などがそれぞれの業者さんが入るのですが、ゴールデンウィークがその間にあったり、雨降りだとできないことがあったり、その10時と3時をお茶仕度して、ご近所からの春の山菜を調理したり、やりとりしたりで20日は過ぎてしまいます。だから、台所も少しずつ、一緒にできることを増やさないと。私の領分と言えば、本日やっとミシンとアイロンを出したのです。
 義母の思い出記憶も取りだしながら。

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