2012年11月15日木曜日

はちや柿

 
 東京スカイツリーと一緒に物干し竿にぶら下がっています。剥いたのは私。間延びして紐でくくったのは連れ合い。良い歳して二人ともはじめての干し柿つくりの朝でした。
 昨晩のスカイツリー下塾。考えながら柿を剥きます。食べてくれる人のことを思い浮かべながら生産者はものをつくる。忘れていないか、交流のはじめを。
 そんな思いです。啜っていたウーロン茶は、この柿の実と一緒に届きました。食べてくれる人の背景。作ってくれる人の背景。それを伝えてきたのが、協同であったのです。
 あの薬の時も、まだ見ぬ人達との協同。他の地域の人達との協同と言ってみたのですが。提案の中身が、主体からは遠かったという事でしょう。
 確かに、その組織を形作るのは主体者なのです。では、どういう形を創りたいのか。明確にしながらでなければならないのです。それが主体者であるものの責任。その事を、柔軟に、空に向かうように、太陽を浴びるように、力を中に溜めながら、自らを干すようで甘味を増して、他者への喜びとなるために生まれてきたのだと、この空を彩りたいものです。

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