土曜日は、子供達と汐留で開かれているキリコ展を観に行きました。美術の教科書に出ていたキリコ。独特な素材と鋭角的な対象。影の存在。興味を惹かれていましたし、生前の父の評価も高い画家だったのです。
絵画なのだというのが、何よりの印象です。どこか、教科書の中,、テレビの画像の中にあるグラフィック的な印象があったのですが、一点ずつの肉筆性に、人間性を感じたのです。
繰り返し取り上げられる主題、形而上的室内、それは何をさしているのか。やまとことばに直した場合どうなるかとか、しばし日常を離れた時間でした。
dépaysement(デペイズマン)異空間に現れる物の配置。この手法はシュールレアリズム絵画だけじゃやあないなと、今書きあぐねている文章にも引き付けて、考えています。
土砂降りになってしまいましたが、大騒ぎだったと後で聞いた東京駅には向かわず、浅草に行って藪川の蕎麦のお祝いの食事でした。
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