2011年3月24日木曜日

魔法の幕

わたりむつこ作のはなはなみんみの物語が、私が図書委員で預かった最初の物語。三部作。それを子供たちに読み聞かせることから、はじまった事が、生協が売るものの幅広さを知ることだったかもしれません。
 小人大戦争で使ったいかり草、大地のゆらぎを止めるためには、何かを犠牲にしないとならないのだろうかという葛藤、閉ざされた人工の安全な世界というのは、衰退の生活だったという、それらが、はなはなとみんみという双子の兄妹の生まれる前の世代が起こした誤った戦争の結果だったけれど、旅をつづけ仲間をみつけ、新しい希望の生活を得ていく物語でした。
 これから子育てをする人達に読んでほしいと、奨められて楽しく読み聞かせたもの。
 ぜひ、もう一度読み直したい。そして多くのこれからの人にも奨めてみたい物語です。
 本日も余震が続いています。このゆらぎ。列島が東に寄っていったというのですが、それをまた戻そうという微調整なのでしょうか。ゆらいでいるのは、もしかしたら、大地ではなく自分の心の中だけなのでしょうか。

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