夏至になれば、これからは日が短くなります。一年の半分が過ぎました。栗花落。
残りの半年、仕上げることができるのか、今手紙を毎日数件書いて、返事をまっています。
母の生涯を綴ったものは、さまざまな人の縁であったので、随所注意が必要な書き物が遺されているのです。単純に書き写しはしたけれど、相手先へのお尋ねなどは個別にしていかないとならないし、万全を思っても、手記というのを事実としたときに、それを第三者が別な意味で使い、そのまま流布していくことが多々あります。
今迄に、マハラバについて、閑居山について書かれているものへの、私は触れたくない思い。
どうして、事実をここまで変えていくのかと、落胆するばかりなのです。
逆に、自分で文章として表したときには、そこに書かれている人達や事柄が、事実となっていく責任。まずは、それぞれのお断りをしておこうと思いながら、4月末から、いろいろな状況変化に対応しながら、手紙をぽつりぽつりと書いているのです。 連休から毎週のようにお客さまを迎え、草取りにも追われながらです。気付けばもう夏至だったと、「ついり」も過ぎて文字通り小さな栗の実がなっています。この実が大きくなる頃にはと封筒に切手を貼ります。
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