2011年9月29日木曜日

煌めきはここに

 私の虹は、そう言えば今年の雨の降り方に、昨年あれほど観る事ができた虹をみなかった。いやみる事をしなかったのかも知れないと、今朝、思ったのは、軽米のリンドウを活けてあるガラスの花器を通した、朝の光がプリズムとなって、水仕事をしている流しに虹の七色を映した一瞬があったからです。
 この一瞬は、私だけの喜びです。台所に立ち、花入れを洗い窓辺に置く。そんな暮らしの中に、この不思議な偏光の投影ができる。毎日の暮らしを見つめる事で、光を発見できるのでした。
 爽やかな秋の空となり、一年中で、今しかないという大気も、義父にはエアコンの数字で調節したものが、自分の世界になって、体感を忘れているようですが、義母に追い立てられ、リモコンを手放し、外に出かけます。家の中で言う事を聞くのはリモコンだけなのかしらと、ふっと可笑しくなってしまいます。
 

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