2011年9月13日火曜日

諸行無常

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響き有り
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理を顕す
奢れる者久しからず 唯春の夜の夢の如し
猛き人も終には亡びぬ 偏に風の前の塵に同じ

 本日から、平家物語の講義となりました。全四回。昨年までの伊勢物語とはがらっと変わって、二時間半。みっちり、中世の無常感と政治の権謀術数について、祇園精舎のところと殿上闇討のところを、学んでいます。
 8月半ば過ぎに保護観察官から兄の今後の身元引受ができるかと一通の封書が来ましたが、義父母、そして母の様子を伝えると、同居が前提だからと、役人らしく判断され、私一人であれば、兄との理解もあろうと思うのに、ままならない。そのまま。この在り方を抱えて、マハラバはあるのです。たった一人の同胞でさえ、棄てるのかと。一体いままでしている事は何なのだろうと。

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