黙々と夫婦が蟹をつつく、北陸路をはるばると来た蟹だから、身の一つも落とさないように、会話の少ない夫婦がいつにも増して黙って食卓に向かうのです。
そして甲羅やハサミの殻はスープの素として、再度利用して。
だまっているけれど、この一年の採れたものを振り返り、採れなかったものの原因を考え、決して互いの責任にしてはいけないものです。責任のなすり合いの始まりは夫婦の事でしょうか。対話が・・・対話も、会話も相手もともにあって成り立つものですね。
10年ほど前に買ったデジカメに曇りが映って、サービスセンターに出したのですが、もう8年前に製造をやめたそうです。部品の一部分に不具合があります。次にそこが使えない時は部品がないです。という事。そうやってデジカメもスマホなどにとって代わっていくのですね。クラウドもいいかもしれないけれど、雲の上からどこか監視されているような気がするのです。
この蟹はブツブツも言いませんでした。ただ出来栄えに満足できる暮れのやりとり。
そう、お歳暮を見繕いに甲府に行ったら、なんと沖縄のシークワーサゼリー。娘と約束しながらなかなか行くことのできない沖縄にも、また蟹もいる事でしょう。
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