2015年8月9日日曜日

区切り


 一つの自分の区切りとしたい八月。談話ではないけれど、短い原稿を仕上げてちょっとゆっくりした気持ちで、この日を迎えました。
 写真は、先日の茅ヶ崎海岸の朝に撮った海辺の二羽の猛禽がとまる重機。
どのような、会話がこの二羽の鳥の間に交わされていたのでしょう。
 私の母が生まれた日。その両親の間ではどのような会話が86年前にあったのでしょう。その北海道の空をどのような鳥が飛んでいたのでしょう。母の実母との記憶は私にはありません。北海道のおばあちゃんと呼んでいたのは母の義母の事。そのような家族を遡り書き留めたと四月の命日には思ったのですが、やっと本となる目処もついてきました。
 個人の成り立ち、自立。そのようなことばが空回りしないためには、ことばを共有できるようにしていくのが、難しいとは、いつも思います。
  読み手との共同作業。これからに続けばいいのだと、少し筆の力の足りない事を申し訳ないままに、区切りの日。そして、長崎原爆忌。
 

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