木賊って読むことできますか?トクサ。先日立ち寄った土湯温泉こけし祭りのお片付けぎりぎりに見る事が出来た早坂さんのブースは足踏み轆轤(ろくろ)があって、そして道具として何気に置いてあったのが、木賊の束ともっと細い束。さあ、束子(たわし)も売る文庫番は長らくトクサで木地を磨く事を知りたかったのです。
実家で竃(かまど)でご飯を炊いてお櫃(ひつ)に移して、台所から食事の場へ運んでご飯になったのですけど、そのお櫃の銅(あかがね)の箍(たが)を磨くのに、本当はトクサの束が良いのよ。と母には教わっていました。実物を見ることができました。
こけしの仕上げに、このトクサとそして稲の苗の束を使うのだそうです。稲藁(いなわら)の束じゃないのですよ。稲の苗の束!珪酸分が植物の表面にあるのを利用すると聞いていました。
知ってはいてもなかなか実物に遭遇(そうぐう)する機会がないことってありますね。とても嬉しかった数分の立ち寄りでした。そうです。足踏み轆轤でつくられたものでしょうか、優しい表情のこけし雛。電力だけに頼らない、仕事を語り合っているお顔です。
福島県での味噌仕込みは皆、優しいお顔であったのでした。
今日はアースディ、葉書を出しました。
2 件のコメント:
とくさとお読みするのですね。学びました。電気を使わないで出来る仕事は知恵ですね。
清水さん
日本の伝統工芸の技は、自然との共存で残っていますね。
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