2015年3月11日水曜日

悲しみを慈しみ


 山川草木国土悉皆成仏。そのことばを得てから、落ち着いたというはずの感情。
この4年間を、思い返しています。
 これは、地震で崩れた資料の写真ではなく、母の手帳や書きとめてあるものを、いかにまとめられる術が私にないかの証。
 でも、クライマックス。もう一息である感触がここに出てきました。毎日資料を読み返しまた自分の文章を直し。かき混ぜます。
 自社ですからね。人から見て駄文でも、出版していく意気はあります。
ただ、母が山を下りてからの活動の深さに、私ごときは書く筆があたらないのです。
幾ら書いても削っても、あの一途な生き方を表していない。それだけ自分の汚さ、拙さに打ちひしがれる追い込みです。
 そして、兄すら見捨ててのうのうと、食べるものを食べきれない生活をしながら自分はいるのかと。あれもこれも、日々掻き混ぜてしまっています。味噌に塩麹、醪にあたたかくなって糠味噌に。そして、連れ合いは??・・・・・案外我が道を行く。

 だから、私は味噌の様子を眺めます。栄子さんに手紙を書かなくっちゃと。本日は3月11日/2015年。

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