2015年3月1日日曜日

額二つ



 雛人形そのものは、娘たちのところにあるのに、初節句の頃に実家から贈られた額と、伯母が作ってくれて伯父が自転車でその頃住んでいた取手の家に運んできてくれた押絵雛。
 二つの額を玄関と床の間に出して三月がはじまります。
 お内裏様の並び方の右左。まあ、どちらがどちらでも良いかな。とこの二枚を見ながら思います。物事の正しい、正しくないで、ことさらに言い立てても解釈の違いでどちらもありという事もこの世の中にはあるものだから。
 問われた時に由来は話ができるようにしておけばいいかなと考えています。
 どちらも大切に長く伝える事が出来ると嬉しいのです。小林恒岳画伯ご夫妻は、父母の友人で、私にも親しみのある方。取手の伯母は、何くれとなく、姪である私の成長を気を配ってくれていた伯母。もう90歳を数えるはず。
 どちらも茨城に健在でいてくれるとなお嬉しい今年の節句です。

 

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