2014年8月11日月曜日

お盆前に


 台風が来て、蒸し暑さを残していきました。お盆用意を午前中に買い出しに行って、そのまま里山畑の台風後の様子を見に行きました。白瓜はごろごろと成っていました。藤棚変じた苦瓜棚のゴーヤも成り時で、瓜だらけの台所。
 倒れたきゅうりの支えも直して、そこには馬用のきゅうりがまだぶら下がっています。茄子も手ごろなのが残してあります。茄子は人数分より本数が多いので、茄子メニュー連続です。
 さて、、瓜子姫でもいるでしょうか。桃もたっぷり食べた後に瓜が採れて、まるで昔話の流れのままに家の前の川があるようです。
 流れは何を運んでいるのでしょう。昨日はまた、合流に向けて激しい勢いの泥水が押し寄せていていつもとは違う川面でした。ズックの片方とか、漬物桶の蓋とか、何も物語を起しそうにはないのですけれど流れ来て、流れ去っていきました。昨秋の台風の時には義母と見た川です。そして赤い夕焼け。
 なんと一日、一瞬が人の生きている間の尊い事なのか。その中から人に伝えられることばが生み出せるとしたら、それがことばを育て文を成りものとする喜びになるのでしょう。
 無事に、8月9日の「マハラバに居て」(マハラバ村に居て替題)の講師を終えました。企画してくださった、コムケアの佐藤さん、櫻井さん、参加と言う形で応援してくださった皆さんに、感謝する気持ちをここに表しておきます。母の誕生日に、そして長崎原爆忌の日に、教会での黙祷からはじめるマハラバの話。それは、東日本大震災以降の社会に問うものであってほしいと話させてもらいました。現代文明を否定する。その在り方を問い始めてからどれほどの時間があったのでしょう。無明の中に光を灯すことができていたのでしょうか。無明のままに今はあるのでしょうか。そんなことはない。集まった人たちが、不条理に対して叫ぶという事を失くしてはならないと少しでも思えたら、それは万灯会となっていくのでしょう。

まだまだ、灯りを点ける、そのことばを発していかなければ。

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