自分の花殻を乗せたままに
風に吹かれるアイスランド・ポピー
大雪の中に届いたから、アイスランドねと
白銀の庭に、苗植えて
その名がポピーなのかコクリコなのか、アマポーラ
よくぞあの辛さにへこたれず
柔らかに、伸びやかに初夏の庭
太陽の光を吸い込んだ
その花びらは語りかけ
大丈夫、あなたたちと一緒に居たいから
私はここで風吹かれ
川原にも種とばし
自分なりになじんでく
季節はそうして移ってく
地面の中に土竜居て、それとも根っきり虫かしら
不安は果てなくあるけれど
心配しすぎは自分を枯らします
芽生えの時は潔く
しなやかに首かしげ
乗せたままの外殻も、風にそっと押しやって
輝く太陽、分けられて
私は自由だ燦々と
0 件のコメント:
コメントを投稿