2012年4月22日日曜日

新緑へと変わっていきます

二週間は、慌ただしく過ぎていきます。あの満開の花で飾られた樹々の枝は、
葉桜へと変わって、常磐道を行き来している車を運転する長女とも、また次女とも
その早さを話します。

   人は、葉に乗せて思いを伝えようとしてきたのだと、その萌え出てくる新緑をみながら感じます。
一枚の葉書を書かなければなりません。伝わるのかどうか解りませんが、文庫番の責任。

 今日は、兄の誕生日。アースディ。
 母なる大地は、同胞を生み出すこの母星は
 実に豊かに、力強い受容を秘めているのだと、思うのです。

山梨へと、荷物を移動する車の中で「さくらのバラード」が流れます。
 不覚にも、涙が出てしまい、隣の連れ合いも、困ってしまうようです。

マハラバとは、人々の不条理を書かなければなりません。
文庫番は、母の見送りの式をしたのですが、父の教えは、親の死に立ち会えない、親の葬式も出せない、
そのような、生き方にこそ。
人並みという陳腐な幻想を創りだす世間から、落ちこぼれた生き方にこそ
叫びの力を聞くのだったと思うのです。
 葉書を書かなければなりません。今日。

 人は、樹々の葉が、さわさわと音を立てると、そこから、誰かの言葉が伝わってくるのを感じ取る力があったのでしょう。

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