2012年4月6日金曜日

甲冑



 いきなり、神社の舞台に鎧兜が整列していて驚いたのですが、植木市をしていたのは亀戸の香取神社。勝矢祭りなどもあって、それなりに勝負事の世界では有名な神社なのです。どうしても神社で願うことに、技の向上の果てに武運長久などがあるのでしょうね。
 人が神に祈る事は敵味方、勝ち負けではない事を見つけたいと思うのです。
自分のこころを見つめるという事の対話の相手に、見つける事が出来たのが、より大きな力である何か。

 まだ難しいです。より大きな力に委ねるという事と、自身と対等に常に他を観られるということのバランスが、凡人の生き方の中には、揺れ動きながら生涯を過ぎていくのでしょう。卑屈になったり尊大になったり。そのような自分の至らなさを、やはり祈りで昇華していきたいのです。ああ難しい。
 この神社、我が家から、そうは遠くないのに、植木市に行きたいという義父とついて来る義母とを、車に乗せて、行きつこうとするとハンドルを持つものとは別の指示があれこれ。頷きながらも、ここは曲がれないからね。ここは一方通行だからね。と伝えます。結局三周りしてから、お目当ての市に義父母を連れていきました。有難い事に山梨の庭に植える果物の木を選んでいるのです。
 対等に自他が在るという事。難しいです。身構える具足もまた、宝物となるのでしょうか。

0 件のコメント: