他のものと分け合う心
ともに暮らそう
希望の響き
よくぞ、二〇一一年を耐えてきて、力を寄せ合って新しい年への杵の音。
実りを皆で尊んで、お供えを作るのです。
つき手も多く掛け声方も参加して、一臼がつきあがります。
手早く丸めた鏡餅。町内や親戚にも配ります。
それぞれの福を願って丸くして。
田んぼの一年も入っています。町のくらしも映します。
産直は、産地と消費地のやりとりの関係だけではありません。
目の前には居ない、他のものと分け合う心を繋いでいます。
世にある争いも、いさかいも、食べ物を皆で分け合えば、
なくすことができるはず。新しい世の中を願います。
逢うことのない未来の世代へも伝えていく、
その希望を籠めてのお供えです。
パルシステム連合 きなり 2011年12月5回 マハラバ文庫 増田レア
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