2011年10月13日木曜日

ムカゴが実って


 おさんどんと白拍子など考えて、
 昨日は、一カ月に一回の義母の通院付添。!なんて楽な嫁稼業。午前11時の予約で帰宅は5時過ぎ。徒歩で15分足らずの病院であるにも関わらず、しかも何故か担当医の診察日は連れ合いの休日日なので、車で行って迎えにも来てもらうのに、被曝レントゲンは毎回、そして診察数分、お薬処方。医院内薬局で受取、会計を済ませる。それだけで、一日は終わってしまいました。
 本日は、9月に軽くなった介護度に合わせたケア・プランの作成に、支援センターから来てくれたのですが、義母も私もちょっとぐったり。午前中は終わり、お昼はばたばたと作りましたが、難ありかな。
 おさんどんの日々。ここに充実を見出しているのですけれど、こうなって、やっと見習い主婦から、台所が我が城とも言えるはず・・・・。
 掃除・洗濯・三度の食事の支度で日々暮らし、今の社会状況で、家の中で食事の支度ができる、自分で納得のできる素材を注文して作れるのは、贅沢とも言われそうです。
 平家物語の講座は毎月、第二火曜日午後に隣区で開かれるのですが、何やら水準が高く、DVD造影も駆使されていて、好評で4回講座が半年間になりそうです。今回は「祇王」仏も昔は凡夫・・でした。白拍子という職能についても話されます。納得できる事が多いにある男装の麗人の説明。そうだったのかと歴史に学ぶのですけれど、女性の能力で、家の子縁者を養うと言う事が求められるのはいつの世も変わらないのだろうと思うと、芸能と闇権力。そして、さまざまな社会の中の関係が考えられるのです。 求められる事が二分されると、そこに障害となって顕れてしまうのです。そこを昇華させての芸です。さて
 格差を是正したいという世界での動き。ベン・ハーが絶った奴隷の鎖が、また誰かにはめられたのは、何時なのか。歴史の中から、収奪する側と、抗う側という構造を無くすには、何をすればよいのか。あの映画もアメリカハリウッドの傑作!。

 ひたすら長い待合室での時間。義母は無駄に話をしない人ですから、私は岩波文庫の平家物語を読みながらそのような事を考える時間としました。 
 病院から戻ると、ベランダの山芋の蔓は、落とされてムカゴが集められていました。

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