2019年8月15日木曜日

本棚から




 障害者と戦争。各自どのようにあったのかはそれぞれだろうと、想像するばかりで、戦争を知らずに、自分が育っているけれど、この本は「もう一つの太平洋戦争」障害者の太平洋戦争を記録する会 仁木悦子代表 立風書房 1981年。
 やはりカバーの折り返しにある山北厚氏の「戦争が私を小さくした」。記録した意味をあとがきに書いてある仁木さんの言葉。自分にとっては幼児から読み浸っていた「水曜日のクルト」大井三重子さんが仁木悦子さんの事で、世田谷のお宅に自分の子供達を連れて行ってお話を聞いた夏からも、長い年月が経ってしまっています。
 今年の夏。どこか何事もオブラートにくるまれていて、障害者問題も、パラリンピックで活躍、社会に地域に多くの障害者がともに生きる時代になりつつあるけれど、その一方でこの国はいつも、形代を流しながら自分たちは御簾の奥で世の中を見ているような生き方もあり。
 事実はすべてうやむやで、時だけが過ぎていくのがいい事なのよ。そんな社会が当たり前で、忘れないというスローガンは何に対してだったのか。本当のことをえぐらないで、その時の時流のネーミングだったのではなかったのか。では、ちっぽけな文庫番は、何を番していくのでしょうか。・・・・・平和。

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