四月の中旬に電波時計が止まってしまい、そういえば引っ越ししてきて丸6年だから・・・引っ越ししてきたのは、この土地の祭りである四月一七日。
春祭りだったのですが、山之神さまは、とても強い女神だから・・いろいろな災いをももたらす厳しさを村の人は伝えています。改めて「異端の系譜」を読みながら、ようやくテープが揃ってきた中から、夏の企画に向けてどれを取り上げるか思考中です。
昨日今日とお祭り騒ぎと言いながら、祭り本来の意味が革命だ、古い王は殺されて、新しい王を立てる民衆の力。そんな父の書いたものを力及ばずきちんとそろえていない文庫番。
この20年ばかりを振るい落として、文筆に励みたいところを田んぼの準備も迫るのが春祭りでした。
なんとか時間を生み出さなければと、懊悩する一方で、時というものは、為政者に操られるだけの事。宇宙の中で次元を跨げば始まりに戻るかもしれないところを、時計を定めるという事は他者の労働を支配していくのです。それは権力をもつ者は、他者の生存を与奪できるという、人類の愚かな歴史を受け入れるだけだから、自分のくらしの中の歳時記を綴れなければ、ならないと気持ちを改める止まった時計です。
0 件のコメント:
コメントを投稿