この道の向こうには、虹の立つところがあるように見えます。雨樋の職人さんが早く上がったので、夕方の畑に行こうとしたら、空の低いところに虹があったのです。
いつまでも追いかけていく夢だから、旗印にできる。
この虹の沸き立つところに、母が居る。そして父も居るはずです。
畑から見える山の方に向かって、この国のゆくえが平和であることを、世界が平和であることを願います。文庫番は、ことばを綴ってきました。そしてお便りをして、どれほど励まされた事でしょう。
一通ずつ、その人を思い浮かべながら、短い文章を書き足しました。
あの頃を、今の時代に問うしかないのです。社会の中にモデルがあったわけではない。誰が一番になる訳でもない。もちろんお金で動く運動ではない。身を寄せながら、語り合いながら、その先が見えていたのです。
2015年7月6日
株式会社 マハラバ文庫
代表取締役 増田レア
各位
仮題「大仏照子=無縁の地平に」出版・販売基金のお願いについて
気象の不安定な梅雨が、近年は当たり前になってきました。皆さまにおかれましてはご健勝のことと拝察しお慶び申し上げます。
この度、2012年4月7日に没した、故大仏照子の生涯を俯瞰して、その行動と思いの真髄を一冊の本とします。
関係される皆さまのお手元にお渡しができ、また、より多くの方に知っていただくために出版・販売に関してのご協力をいただきたく基金を立ち上げることとしました。
北海道での生い立ちから、富良野での洗礼、電気も水道もない茨城の山寺へ嫁いでからの障害をもつ仲間との共同生活、山寺を離れてのちの平和と人権を守るための活動を続けた一生を、現時点で確認できた資料と故人からの聞き書きをもとにあらわしました。
文章としては身内の綴った拙いものです。しかし、これまで語られてこなかった面を多く出せたのではと考えています。
今回の、出版・販売についての充分な資金がありませんが、この本を出していく事は、多くの方の縁で結ばれていた大仏照子の生き方を、また皆さまに理解していただき、後世に伝える一助とする機会と考えています。
2015年秋の出版を予定しています。
装丁本 230頁 2,000円前後 を現在考えています。
ご協力いただいた方にはお送りいたします。
基金につきましては一口2,500円をお願いしたく思います。
個人二口から
団体五口から
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