取手の家に、一番上の子が生まれた時に三人で持って来てくれた体重計。あの時の二人はもういない、ぼくちゃんとやすぼん。
あれから、何年も我が家のいろいろな重みを測ってくれている、いまだに現役。きちんと0を示していてくれます。
それなのに、その年数を活かすことが出来ていない文庫番。
まだまだ、こなしきれない言葉の世界に居るようです。ぼくちゃんのことも、やすぼんのことも、典ちゃんは?あの時代をどう書けばいいのか。そうは言いながら一段落としたいところなのです。もろもろの作業。梅雨の湿気のせいかと思ったプリンターの不調もあるけれど、それよりも踏み切れないお願いごとの数々を投函する重さ。それも、だいたい終って、始めれば終わりに近づくという事。この二ヶ月は、自分の寄って立つところの不確かさを乗り越えてきたのかもしれないです。
幸せを感じると、言われることが、自分の幸せだったんだと、やっとわかって。
自分に可能な事なんか何もなくて、他の人に手助けしてもらわなければできない事。情けないくらい恥ずかしい。誇らしくもない事情。それらも、曝け出して、0だから、測る事ができるのだから。
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