2015年1月5日月曜日

あっちの方角


 元旦過ぎて、これからが一年で一番寒くなります。
小高い八幡様の丘から、小さな古墳を巡って、家のある方角を見渡します。
と言っても耕作放棄の畑と竹藪が遮っているのです。
八幡様には、ここが村だったころに建てられた郷史の石碑がありました。
養蚕業が盛んであった事。田んぼより畑が多かった事。横浜からの生糸輸出の頃は村の産業も盛んであった事。そこから、高度経済成長期の産業構造の変化、農業後継者の減少。縷々書かれています。

 午後の散歩に日が差し込んで、豊かな土壌を温めています。
昨年までの里山畑も見えるはず。そしてあくまでも農業ではなく家庭菜園の延長で、今借りられないかと話しているところも見えるはず。
私たちがここですること。 新しい歌。そうなんだ、やっと実感できてきます。
 何故、各地の訪問を続けてきたのかも、そして茨城の山も風景の中でこころに落ちてきます。在って、旅して。

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