笹の根を掘るのが春の恒例になってしまったけれど、今年こそはすべて取り除きたいのに、蔓延。はびこっているじゃないかと思います。アンダーコントロールなんてとんでもない、こういう自然の力は、人間の手の及ばない力を持っているのです。地下深く、もともと植えてあった、梅の木もドウダンツツジも、あとから植栽した紅白の椿も、根の下に笹が降りていっているのです。言い出したものが管理すべきだと思うのだけれども、なかなかそういう方向には考えないのか、放っておけないので私は実力行使。せっせと掘り出すと、何日かの作業のやっと最後の仕上げくらいのところで、さもさも自分の仕事だったというように鍬をふるってくれました。でも、絶対根絶やしにはできていない。あっちにも、こっちにも新芽がきざしていて、また来年の春は大騒ぎになる予感です。
熊笹、もちろん大切な植物です。味噌に黴が発生しないように昔の人は笹で覆ってから、重しをしたと聞いています。それをするには、笹の新葉の延びている時期に天地返しがいいのでしょう。今年の味噌仕込みは例年より半月ばかり早かったので、自分たちのメモリアルとして様子を見ます。山梨の豆で作ってみたのですが少しタマリが出ているようです。もちろん黴などはないのですけれど、水分が多いと床が塩で傷むので、早めに天地返しをしなければと、まずは重しを軽くしておきます。そうそう、熊と言えば、また出没したと、先日防災無線でアナウンスされていました。笹薮も気を付けないと。
今日で越してきてから丸8年。9年目に入ります。この土地の祭神の祭りの日に越してきたのですが、どうやら祭日を曜日に変えた方がいいのかどうかと、アンケートが回覧されました。本義を失っては意味の無いようになってしまうのではと文庫番は残念です。
2021年4月17日土曜日
山之神さま
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