北茨城五浦で開かれている小林恒岳遺作展に行くことができて、硲さんともお会いできて、家に戻りました。風邪っぽくなければ、もう少しお話ししていたかった懐かしい日々を。
そう、初期のマハラバ村の人たちとの交流を、父大仏あきらとの交流を大事にしてくれた恒吉(恒岳)さん硲さんご夫妻。よっちゃんの本の装丁は画伯、跋文は硲さんがしののめ叢書から出されている「海の鳴る日」。本棚から出してみます。
遺作展の会場で理解できた恒岳さんの生々流転その考えと創作。そこに少しなりともマハラバの交流は描かれていたのかもと、会場を出た後で思います。本当に混沌として皆で議論し、皆で飲み明かし、皆が生き方を求めていた、その端っこから見ていることができた文庫番に今も、硲さんは励ましのことばをくださいます。
会場に展示されている懐かしい茨城県南の水、土、光。そして中央道を戻る車で見る残照は、山梨の険しく白くなった山々を浮かび上がらせていたのです。
家に戻ると、また力を得ることのできる葉書が届いていました。
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