2008年10月27日月曜日

ことばの満ち引き

 波のよせては返すようなリズムに乗った竹富島での種子取り祭を体験しました。そして一週間経って、日本歴史文学講座は、新古今集などの歌の世界です。時間と空間と揺られてことばが生まれるような気がします。電子の箱から聞こえてくる、景気だとか金融だとか偽装だとか、異物だとかそんな言葉には典雅さも、くらしの深さも響きません。自分たちのことばを取り戻したいです。

2 件のコメント:

余情 半 さんのコメント...

奄美民謡(藩政時代の黒糖地獄のときの唄です)
「かしゅてぃ しゃんてぃん 誰が為どなりゅみ
大和んしゅぎりやが 為どなりゅる
うすくがじゅまる石だちど太る
掟・黍見舞(おきて・きびみめ)島抱ちど太る」

いっしょけんめいはたらいても誰のためになる
大和(薩摩)の人のためにしかならない
うすくガジュマルは石を抱いて太くなる、
掟や役人(「黍見舞」さとうきび・黒糖づくりを監視する)は島を抱いて太る

増田・大仏・レア さんのコメント...

余剰 半さん

 おはようございます。唄の中にある共感は、民衆の力ですね。いつの時代でも唄から生まれることがあるのでしょうと思いました。